書籍 | 応用分野
商品コード:
9784902312515
解説 3Dプリンター -AM技術の持続的発展のために
販売価格(税込):
5,500
円
ポイント:
55
Pt
A5判 220頁
丸谷 洋二・早野 誠治 著
2014年4月刊行
新たなものづくりを創造する3Dプリンターを解説
オプトロニクス社
概要
刊行趣旨
3Dプリンターが、ものづくりに対する新たな発想とアイデアを生み出す可能性があるツールとして脚光を浴びている。その登場は約30年前に遡るが,当初は装置が高価であったことや,3次元CADが普及していなかったことなどが影響し市場は限定的であった。現在は安価な装置が販売されるようになり,さらにパソコンの性能向上と3次元CADソフトがより使いやすくなったことから市場拡大が期待されている。一口に3Dプリンターといっても積層方式により、様々な機種が開発されている。
本書は3Dプリンターの誕生から装置の変遷、3Dプリンターを使うための基礎,技術とビジネスの視点に立った活用事例、市場の現状と将来展望を記している。
読者対象
3Dプリンティング技術に関わる技術開発者・研究開発者、営業戦略に関わる方、学生・教育関係者、3Dプリンターを導入しようとしている方々。
目次
1章 3Dプリンター技術の誕生
1 3Dプリンターの起源
2 3Dプリンターの発明者たち
3 3Dプリンターの特許と紛争
2章 色々な3Dプリンター
1 液槽光重合法
2 シート積層法
3 結合剤噴射法
4 材料押出法
5 材料噴射法
6 粉末床溶融結合法
7 指向エネルギー堆積法
8 複合装置
3章 3Dプリンターを使うための基礎
1 3Dプリンターの基礎技術
1.1 3Dプリンターを構成する基礎技術
1.2 CADの基礎
1.3 ハードウェアの基礎
1.4 素材の基礎
1.5 素材の転換
2 CADと積層造形法におけるデータ処理
2.1 インターフェイス
2.2 STLファイルの取り込み
2.3 Tessellation Dataの加工
2.4 スライス処理
2.5 スライスデータの加工
2.6 加工
3 CAD/AMインターフェイスの問題点
4 新しい3Dプリンター技術
5 新しい使い途
4章 3Dプリンターの活用
1 産業分野での活用
1.1 真空注型
1.2 鋳造への応用
1.3 金型への応用
2 医療での活用
2.1 歯列矯正用のマウスピースInvisalign
2.2 カスタムメイド補聴器
2.3 人工骨
3 一般での活用
5章 3Dプリンターの市場
1 3Dプリンター装置の市場動向
1.1 3Dプリンターを統合する技術はない
1.2 廉価版3Dプリンター
1.3 コンシューマー向け3Dプリンター
1.4 ハイエンド3Dプリンター
2 3Dプリンターに係る各国の動向
2.1 米国NAMII
2.2 中国・韓国の台頭
2.3 新興勢力の台頭と新技術開発
3 日本の3Dプリンター市場
著者紹介
丸谷 洋二
大阪産業大学 名誉教授
1968年3月 大阪市立大学大学院電気工学専攻修士課程修了、工学修士 1971年3月 同博士課程修了、工学博士(博士論文題目: “コヒーレント光学系を用いた2次元情報処理に関する研究”)
1971年4月 沖電気工業(株)情報機器研究所入社
1973年9月 大阪府立産業技術総合研究所 電子工業部研究員
1985年6月 同電子部 光応用研究室室長
1990年 同システム技術部 情報システム研究室室長
1991年4月 大阪産業大学 工学部 情報システム工学科教授
1994年4月 同大学院工学研究科博士前期課程 情報システム工学専攻 専攻担当教授
1996年4月 大学院工学研究科博士後期課程 生産システム工学専攻 主任教授
2011年 定年退職。
早野 誠治
(株)アスペクト 代表取締役
1980年3月 早稲田大学 理工学部電気工学科卒業
1980年4月 三菱商事(株)入社
1987年 光造形装置SOUPの開発に着手
1991年 シーメット(株)を設立し出向
1994年-1996年3月 理化学研究所派遣研究員/光造形産業協会(現・RP産業協会)事務局長
1996年11月 (株)アスペクト設立
2004年.2008年 ラピットプロトタイピング産業協会理事。現在に至る。
価格(税込):
165,000
円