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書籍 | 光学全般

光学部品の正しい扱い方
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商品コード: 9784902312621

光学部品の正しい扱い方

販売価格(税込) 5,940 円
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クリーニング、取り扱い、保管、出荷

原著: The Proper Care of Optics: Cleaning, Handling, Storage, and Shipping, 2019 Update(SPIE刊行)
原著者: Robert E. Schalck
翻訳: 笠原 一郎

A5判 230頁
オプトロニクス社
2020年1月29日刊行

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2020年1月29日刊行いたしました!


原著
The Proper Care of Optics: Cleaning, Handling, Storage, and Shipping, 2019 Update


訳者まえがき

 かつてのオプティクスは、現在では、エレクトロニクスと結びつき、フォトニクスと呼ばれるようになっている。特に、レーザーの普及と共に光学技術はあらゆる分野で利用され、日頃光学に馴染みのない人でも光学製品に接する機会が増えてきた。それに伴って、専門家以外の人たちでも、精密な光学機器や部品を正しく取扱い、適正にメンテナンスを行なわなければならないことがある。しかし、光学製品やそれに搭載されている部品に馴染みがないため、誤った取り扱いをしながらそれに気づかないことがある。今日、多くの作業が自動化・機械化されているが、時には人間の五感に頼った作業が必要なことがあり、そのほうが品質管理上優れていることがある。技術はワザ(学習するもの)、ウデ(熟練が必要なもの)、およびコツ(五感で覚えるもの)から成り立っているので、どれ一つ欠けても満足な結果が得られない。光を利用している機器のメンテナンスは、基本技術が共通化されていないため実際の作業は現場のノウハウ(ウデ)に頼っていたきらいがある。どの分野でも共通して言えることではあるが、技術は大変泥臭い経験(ウデとカン)と同時に広い専門知識(ワザ)が必要である。
 本書は、著者の長年にわたる豊富な経験と実績に基づき、光学製品、光学部品の正しい扱い方についての解説である。内容は、光学機器と部品の検査、クリーニング、安全な取扱いから出荷梱包に至るまで実用的な情報が詰まっている。特に、クリーニングについては、汚染の検査方法、道具の選定、その使用方法、保管、溶剤の種類、および有機溶剤の安全な取扱い規格などの説明が詳しい。望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、デジタルカメラなどを例にとり、レンズの取り外し、再組立て、レンズやセンサーのクリーニングなど図や写真を使って示している。屋内作業だけでなく、屋外におけるクリーニング作業についても具体的である。伝統的な技術から最新の情報までを広く解説しているので、光学を専門としていない技術者にとっても、実用的な参考書になるのではないかと期待される。
 文中、適切な日本語がない用語は、原文のまま使用したが、参考のため、巻末に簡単な解説を付け加えた。

目次

目次
まえがき
訳者まえがき
1 序説
 1.1 安全
 1.2 光学材料:ガラス、塗料、プラスチック、および赤外材料
 1.3 いつクリーニングをするか

2 クリーニングツールと作業場
 2.1 クリーニング用機材
  2.1.1 作業テーブル
  2.1.2 多段エアフローベンチ
  2.1.3 照明
  2.1.4 照明の種類
  2.1.5 圧縮空気と圧縮ガス
 2.2 クリーニング機材一覧
  2.2.1 クリーニング用品の使用法まとめ
  2.2.2 柔らかいブラシ
  2.2.3 ゴム手袋と指サック
  2.2.4 クリーニング溶剤と材料一覧
  2.2.5 溶剤容器
  2.2.6 溶剤
  2.2.7 防護用具:手袋、指サック、マスク、帽子、実験着
 2.3 綿棒の種類 Applicator Types
  2.3.1 綿棒の作り方
  2.3.2 レンズクリーニングペーパーの折り畳み方
  2.3.3 ティッシュペーパーやワイパーの折り畳み方

3 光学部品の検査
 3.1 検査手順
  3.1.1 汚れの種類
  3.1.2 スクラッチ/ディグ:歴史
  3.1.3 目視検査(裸眼で行う場合)
  3.1.4 ルーペによる検査
  3.1.5 低倍率顕微鏡、Nomarski顕微鏡
  3.1.6 デジタル顕微鏡
  3.1.7 図解マップ:手書きとデジタル式
  3.1.8 光学薄膜小史
  3.1.9 ミラーコーティング
  3.1.10 ARコーティング

4 小型・大型部品のクリーニング技術
 4.1 小型部品
 4.2 大型部品の検査
  4.2.1 大型部品:クリーニング手作業
  4.2.2 大口径レンズ
  4.2.3 大口径ミラー
  4.2.4 大型ウィンドウ
  4.2.5 赤外用光学部品;透過系と反射系

5 特殊なクリーニング法
 5.1 ドラッグ法(Drop and Drag method)
 5.2 剥離膜クリーニング(Strip-Coating Cleaning)
 5.3 プラスチック部品のクリーニング
 5.4 チョーク洗浄
 5.5 CO2洗浄
 5.6 超音波洗浄(Ultrasonic Cleaning)
 5.7 カーボンチップ洗浄(Carbon-Tip Cleaning)
 5.8 スピン洗浄(Spin Cleaning)
 5.9 自動洗浄システム(Automatic Cleaning System):参考資料

6 光学装置、器具のクリーニング
 6.1 器具のクリーニング方法
  6.1.1 機器の観察方法
  6.1.2 マーキングの方法;識別
  6.1.3 機器用工具
  6.1.4 装置や光学システムのクリーニング
 6.2 内蔵部品のクリーニング
  6.2.1 装置の窓板とのぞき窓
  6.2.2 装置の分解
  6.2.3 屈折式望遠鏡
  6.2.4 反射式望遠鏡
  6.2.5 反射屈折式システム
  6.2.6 双眼鏡と単眼鏡
  6.2.7 光学顕微鏡
  6.2.8 接眼鏡 Eyepiece
  6.2.9 カメラ:一眼レフ型、ビデオカメラ
  6.2.10 ビデオカメラ用CCDとCMOSセンサー素子
 6.3 機器以外のクリーニング
  6.3.1 車両やビルの窓ガラスのクリーニング:参考
  6.3.2 金属光学
  6.3.3 顕微鏡用スライドガラスのクリーニング
  6.3.4 眼鏡:参考

7 特殊な技術
 7.1 側面のクリーニング
  7.1.1 研磨面の保護
  7.1.2 木製スティック
  7.1.3 石鹸と洗浄液
  7.1.4 Huffingと皮脂
 7.2 墨色塗料と黒色ペンによるコバ部の墨塗り
  7.2.1 レンズ、窓板、プリズム側面の墨塗り
  7.2.2 光学面以外の面の墨塗り
  7.2.3 スピンドルを使った側面の墨入れ
 7.3 RTVシリコンゴムの除去
  7.3.1 硬化した接着剤および接合剤の除去
  7.3.2 化学薬品によるアルミニウム膜のエッチング
  7.3.3 灯台のレンズ:歴史

8 光学部品の取り扱い
 8.1 ピンセットとヘモスタット
 8.2 特殊なピンセット
 8.3 吸引カップ、真空カップ
 8.4 光学部品の運搬用トレー
 8.5 保管ボックスとキャビネットの種類

9 光学部品の保護方法
 9.1 ティッシュペーパー
 9.2 袋
 9.3 保管容器

10 光学部品の保管
 10.1 短期保管
 10.2 長期保管
 10.3 光学装置のカバー方法

11 光学部品の出荷
 11.1 段ボール、プラスチック、PET/G製箱
 11.2 出荷用段ボール箱
 11.3 クラムシェル型出荷容器
 11.4 その他の輸送箱

12 R&Dラボ用クリーニングキット

13 屋外におけるクリーニング
 13.1 屋外のクリーニングキット
 13.2 屋外用セットアップ その第一歩
 13.3 屋外の照明
 13.4 屋外作業のエリア

14 資料
 14.1 クリーニング製品取扱い会社
 14.2 クリーニング用具の供給業者
 14.3 収納用品取扱会社
 14.4 梱包・運送会社

関連団体
引用文献
参考書籍
クリーニング早見表
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