出版社別 | オプトロニクス社
商品コード:
MULTI_02
新しい光学ガラスと多様な応用 ‐技術から探るビジネス展開‐
販売価格(税込):
187,000
円
ポイント:
1870
Pt
調査:株式会社国際技術士事務所(現:株式会社プライムネット)
体裁:紙版(A4判 約185頁 ※付録含む)+PDF版
刊行:2010/10/20
販売:オプトロニクス社 ※直販限定商品
調査概要
光学ガラスは望遠鏡や顕微鏡、カメラのレンズ用として発達してきましたが、屈折率やアッベ数(分散)の多様性、耐環境性、さらに最近では環境に優しい組成や溶解法などの技術が著しい進歩を遂げています。
光ファイバ通信や光ディスクなどが実用化されて以来、新たに微小なレンズや光学系の要求が出てきて、それが微小光学の出現につながりました。さらに赤外から紫外までの広いスペクトル範囲で使える光学系へと、材料への要求も強くなってきました。
本調査では、多様な用途に対応する光学ガラスの現状をレビューし、その中でも進歩の著しい新しい組成を持つガラスや実用化が進むプレスレンズ成形法などを取り上げ、光学ガラスとその応用分野の進歩、およびそれに対応するビジネスの動向等について調査・分析を行ないました。
調査実施方法
オプトロニクス社が保有する先端・戦略情報データベースをフルに活用するとともに,特許等の一般公開情報を加え,専門の技術士が技術者としての高度な技術的視点で調査・評価・監修します。具体的には,弊社のビジネスネットワークを活用した「技術分析およびビジネス展開のための情報調査」と「キーマンヒアリング調査」等も活用して報告書を作成いたしました。
調査内容
1.光学ガラスの物理
1.1 赤外,紫外吸収と散乱
1.1.1 紫外線吸収
1.1.2 赤外吸収
1.1.3 散乱
1.2 透過率と反射率
1.3 K-K解析
1.4 着色
1.4.1 遷移金属イオンおよび希土類イオン
1.4.2 コロイド着色
1.4.3 ソラリゼーションおよびカラーセンター
1.5 屈折率と分散
1.5.1 屈折率
1.5.2 分散
1.6 非線形性
1.7 発光特性
1.8 将来動向と提言
2.光学ガラスの化学
2.1 水との反応
2.2 酸とアルカリとの反応
2.2.1 耐酸性
2.2.2 耐アルカリ性
2.3 耐食性
2.4 耐紫外線・放射線
2.4.1 不純物による着色現象
2.4.2 X線による構造変化
2.4.3 応力変化
2.4.4 屈折率変化
2.4.5 応用へのコメント
2.5 将来動向と提言
3.光学ガラスの加工・機械加工(切断,研削,研磨,穴あけ)
3.1 機械加工
3.1.1 切断
3.1.2 研削・研磨
3.1.3 穴あけ
3.2 封着加工
3.2.1 ガラスとガラスを直接封着させる技術
3.2.2 硝子と硝子の間に他を介在させ封着させる技術
3.3 プレス成型(熱間加工)
3.3.1 ダイレクトプレス
3.3.2 リヒートプレス
3.4 表面処理,コーティング
3.4.1 真空蒸着
3.4.2 スパッタリング
3.4.3 ゾル-ゲル法
3.4.4 興味ある薄膜技術
3.5 将来動向と提言
4.光学ガラスの応用
4.1 光ファイバ概要
4.2 フォトニクス光ファイバ
4.2.1 低非線形光ファイバ
4.2.2 偏波保持光ファイバ
4.2.3 ダブルクラッド光ファイバ
4.2.4 加入者用光ファイバ
4.2.5 PBGFの将来動向
4.3 赤外線透過材料
4.3.1 赤外透過材料概論
4.3.2 アルカリハライド系ガラス
4.3.3 弗化物ガラス
4.3.4 カルコゲナイドガラス
4.3.5 赤外域光ファイバの動向
4.3.6 将来動向と提言
4.4 光制御ガラス
4.4.1 光磁気効果
4.4.2 音響光学ガラス
4.4.3 熱光学効果
4.4.4 将来動向と提言
4.5 レーザガラス
4.5.1 概要
4.5.2 将来動向と提言
4.6 光メモリ
4.6.1 相変化型
4.6.2 化学ホールバーニング(CHB)
4.6.3 将来動向と提言
4.7 調光ガラス
4.7.1 フォトクロミックガラス
4.7.2 エレクトロクロミック
4.7.3 液晶調光ガラス
4.7.4 視野選択ガラス
4.7.5 将来動向と提言
4.8 非線形ガラス
4.8.1 概要
4.8.2 非線形光学素子
4.8.3 将来動向と提言
4.9 超低分散ガラス
4.9.1 概要
4.9.2 蛍石代替ガラス
4.9.3 将来動向と提言
4.10 チェレンコフ効果ガラス
4.10.1 概要
4.10.2 将来動向と提言
4.11 耐ブラウニングガラス
4.11.1 概要
4.11.2 将来動向と提言
4.12 無機フォトレジスト
4.12.1 概要
4.12.2 Ag2Se/GeSe系フォトレジスト
4.12.3 過酸化ポリタングステン酸系
4.12.4 シリコン含有レジスト
4.12.5 将来動向と提言
4.13 波長変換ガラス
4.13.1 概要
4.13.2 蛍光ガラス
4.13.3 蛍光ガラス・ファイバレーザ
4.13.4 アップコンバージョン
4.13.5 将来動向と提言
4.14 マイクロオプティックス
4.14.1 イオン交換法
4.14.2 プラスチックマイクロレンズ
4.14.3 モールドレンズ
4.15 マイクロレンズアレイ
4.15.1 屈折型マイクロレンズアレイ
4.15.2 平板マイクロレンズ
4.15.3 将来動向と提言
5.特許から見た光学ガラス
5.1 製品テーマ別特許分析
5.1.1 光ファイバ
5.1.2 光制御ガラス
5.1.3 レーザガラス
5.1.4 光メモリ
5.1.5 調光ガラス
5.1.6 非線形ガラス
5.1.7 超低分散ガラス
5.1.8 チェレンコフガラス
5.1.9 耐ブラウニングガラス
5.1.10 無機フォトレジスト
5.1.11 波長変換ガラス
5.1.12 マイクロオプティックス
5.1.13 マイクロレンズアレイ
6.エグゼクティブサマリー ―総合まとめと提言―
6.1 まとめ
6.2 提言
6.3 補足 -光学ガラスの将来展望
付録 加工分野に関する特許分析
A-1 機械加工
A-1.1 切断
A-1.2 研削・研磨
A-1.3 穴あけ
A-2 封着加工
A-3 プレス成型(熱間加工)
A-3.1 ダイレクトプレス
A-3.2 リヒートプレス
A-4 表面処理・コーティング
A-4.1 表面処理
A-4.2 コーティング
その他
成果物と納品形態
調査報告書
PDF データ(CD)
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OPTRONICS マルチクライアント調査の強み
弊社は,光技術・光ビジネスに特化した企業活動を30年近く継続しており,企業関係者,研究者・学者、市場分析専門家などの豊富なヒューマンネットワークと社内専門家との協力による実績に対し「技術に強い」,「ビジネスに強い」会社として,多くの企業の方から高いご評価を頂いています。
本マルチクライアント調査は,この強みを十分に活かし,さらに技術士が技術者としての眼で調査・評価・監修、調査会社の市場・シェア重視の報告書とは異なり,技術をベースにダイヤモンドの原石を探し,お客様のビジネスに繋げて頂こうというものです。もちろん機密保持には万全の措置を講じます。
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